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Graphic Design
Illustration
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NIPPON SHUPPAN HANBAI INC.
2020

文喫 六本木

https://bunkitsu.jp/

本を選ぶための時間と場所を提供する本屋「文喫 六本木」のプロデュース。ビジネスモデルの企画からロゴ、タイプグラフィ、デザインまで包括的に担当。

背景

出版業界、本屋業界全体の市場が停滞している一方、オンラインショップや電子書籍の利用などIT 技術を活用した利便性ある購買体験や読書体験は当たり前化してきている。最早本屋に行くということ自体が日常ではなくなりつつある中で、改めて「街中の本屋の価値とは何か」ということの再定義を試みた。

それを実現するべく、本の購買体験や読書体験に焦点を当て、ビジネスモデルから空間・サービスデザインに至るまで包括的なデザインを行った。

概要

文化を喫する、入場料のある本屋。人文・自然科学からデザイン・アートに至るまで約三万冊の書籍を販売(一種一冊)。一人で本と向き合うための閲覧室や複数人で利用可能な研究室、小腹を満たすことができる喫茶室を併設。一日中滞在でき、珈琲・煎茶は飲み放題。入場料1,500 円(税抜)。140 坪/ 90 席。Wi-fi、電源、ロッカーあり。

入場料が感度のスイッチを上げる

「本と出会うための本屋」を実現するために、入場料制を取り入れ、お客様のモチベーションをデザインした。

「映画を観に行くなら文喫でもいいね」「コーヒー3杯飲めばもとがとれそう」。顧客は1500円という金額をきっかけに既知の様々なサービスの代替としての「文喫」を考える。

本との出会いを突き詰める

一種一冊、同じ本は2つと無い。雑然と本をレイアウトし、入場者と本の偶発的な出会いを誘発している。

・本をディスプレイにしない- 手に届かない場所に本を置かない
・雑貨類など本と出会う為に必要のないものは置かない
・同じ本は一つとして無い(3万冊 = 3万種類)
・過度なキャプションは不要

ロゴ/タイポグラフィ

書籍で一般的に使われる日/英2種類の文字のスタンダードな文字の特徴交換による掛け合わせから新たな文字を制作。今までにあるものの掛け合わせの機微で今までにない価値を作る文喫の業態そのものの在り方をロゴマークで表現。

デザインの世界観の骨組みとなるストーリー

日本語(リュウミン)と英語(Baskerville)との特長交換。オリジナルフォントは店内のサインでも展開。

パッケージ/グッズ

本屋でふと偶発的にお気に入りの本に出会うときめきを、頰が火照った様な黄を帯びたピンク色で表現。

空間/ディスプレイ

店舗の床や細かい備品類に至るまで、淡い初恋のピンクを展開させた。

床の目地はブックカバーと同じ、原稿用紙の升目を忠実に再現した「文喫チェック」模様。

店内での本のディスプレイアイデアスケッチ。「天秤にかける本棚」(スケッチ、写真ともに左端)では同テーマで逆説を唱え合う本を並べて販売

共感的関係の本屋へ

今まで光の当たらなかった本を売りながら、これまでの本屋のビジネスモデル、収益構造とは一線を画す新しいモデルを社会に提示した。


担当業務
市場リサーチ/コンセプト/ロゴ開発/パッケージデザイン/ディスプレイ/全体アートディレクション/皿類や店内備品の選定/展示スペース企画デザイン




Client: 日本出版販売株式会社

Member:
CD:野崎 亙
AD:木本 梨絵
PM:吉田 剛成

Concept & Copy writing:Everybody
Design:木本 梨絵
Space:井上 麻子
Web:福永 英樹
PR:蓑毛 萌奈美

※株式会社Smiles:在籍中の案件の担当部分のみ許可を得て掲載しています。株式会社HARKEN設立後の受注ではありません