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NOT A HOTEL

Branding / Creative direction

NOT A HOTEL

「明日の自分がどこで暮らすのか、自由に選べる世界を作りたい。」そんな夢のような言葉から始まったオリエンテーションなんて勿論はじめてで、曖昧なはずの言葉の裏に、まだ見ぬ事業のすべてが見えた。ホテルと自宅をアプリでワンタップで切り替えられる「あたらしい暮らし」を提供する「NOT A HOTEL」の立ち上げに伴うブランディングを担当。アートディレクション、コンセプトメイキング、コピーライティング、企画等で2年間を伴走した。
Specs
  • Date
  • 2021
  • Client
  • NOT A HOTEL株式会社
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世界中にあなたの家を

旅行や出張時、今まで留守にしていただけの家。NOT A HOTELでは、購入した家は留守の間にホテルとなり、収入をもたらす。その間 面倒なオペレーションは必要なく、 アプリの操作だけでそれらの工程がすみやかに実現する。この事業が目指すのは、過ごす場を自由に選べる時代を加速させる、新しい暮らしの選択肢が全国各地に広がる未来でもある。

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溶け合う境界線、あたらしい暮らしの選択肢

住む場所、働く場所、泊まる場所。曖昧になっていく境界線。そんな溶けあう場所たちをおおらかに跨ぐこの場所は、ホテルのように快適で、家のようにくつろげる、新鮮と安寧を包括する存在であらなければならない。世界中に心地よい拠点が点在する夢のような未来をリアリスティックに描きながら、プロジェクトはスタートした。

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土地に何度も足を運び、土着の文脈を考える

新たな土地に出会えばいつも、プロジェクトはその土地に何度も足を運び、風土や文化を理解するところから始まった。そこにしかない文脈や敬意は設計の大きな手がかりとなり、骨太なコンセプトが構築されていく。

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場所ごとに異なる性格と、一貫した体験の心地よさ

様々な建築家と手を組み作られる建築は、場所ごとに全く異なる意匠を持ちながらも、調光、空調などのソフトの体験は一貫する。どこにいても家のように心地よい自分好みの住み慣れた感覚を抱きながらも、新鮮な旅の喜びと土着性を感じられる異なる空間を作る際、表面に情報として出ることの決してない様なそれぞれの家の性格までも、水面下では緻密な議論を繰り返した。

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暮らすに伴うさまざまを考える

その他、プロジェクトではライティング、企画、アメニティの選定、SNS運用やフォトディレクション、クリエイターの選定など、様々なプロジェクトで包括的に伴走した。

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歴史を振り返れば人は潜在的に移動への欲求を持っていたし、事実そうして生きてきた。近年の数十年単位の定住を前提とした暮らしは今、ようやく変容の時を迎えている。実際に日々住む場所を変えるかという物理的な結果よりも「明日暮らす場所を自由に選択できる」という可能性の存在そのものが、人生を豊かに、面白くする。今後も世界中に拠点を増やしていく、自由な暮らしのスタンダードから目が離せない。

  • Nature Photograph
  • tetsuokashiwada
  • Architecture Photograph
  • KOZO TAKAYAMA

Routine Records